2024年 4月 6月 8月 10月 2025年 2月 |
認知症ケアパートナーズセミナー 偶数月の第4水曜日19時からzoomにて開催。 |
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2024年 5月 7月 9月 2025年 1月 3月 |
zoomサロン 奇数月に第4水曜日19時からzoomにて開催いたします。 「介護」や「認知症ケア」についての気楽な交流の場です。 |
それぞれの会では参加費は無料です。
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2024年3月
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19時開催
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zoomサロン |
「困っていることありますか?」
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2024年 10月16日 |
講演会 「認知症・障害のある方の葬儀と終活について」 株式会社 イワサキ 代表取締役 岩崎弘祐 |
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2024年 11月22日(金) |
「つながる食事会」西所沢駅近く
酒場 笑う酒には福来る 19時 会費5,000円 |
2024年 11月 案内 11月17日(日) 12月8日(日) |
フレイル予防・脳健康教室 11月11日13時半 所沢中央病院集会所 11月25日13時半 松井公民館 学習室 フレイル脳健康教室 問い合わせ シルバー人材センター フレイル予防対策 担当理事 佐藤重松 090-5412-5760 フレイル予防講座 松井公民館ホール 10時開催 「認知症を通ざける生活習慣」 講師 埼玉県認知症ケア専門士会 増川信行 絆ネット所沢 講演会 中央公民館ホール 13時半 市医療介護連携支援センター いつまでも「脳が元気」な暮らし方 講演 埼玉県認知症ケア専門士会 増川信行 |
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認知症になりにくい街へ、認知症になっても安心にて暮らせる街へ!
日頃の生活習慣を見直すだけで、 認知症を予防し、改善できる可能性があります。
埼玉県認知症ケア専門士会 増川信行
脳の健康を守るには、頑張り続けてきた脳の状態を受け止める。
認知症について事実が少しずつ判明してきました。 高齢化にともない、認知症患者の数は急増しています。65歳以上の高齢者の3人に1人が認知症かその予備群ということです。 記憶が少しずつ失われ、人格が変わる。単純な計算や生活行為ができなくなり、妄想・徘徊・暴言などを繰り返す、顔が無表情になり家族の顔も、自分が誰なのかも分からなくなる、もうろうとしたまま寝たきりの最期を過ごす。 認知症のイメージですが、できれば生涯認知症とは無縁のまま、人生の最後までハッキリと自分らしく過ごしたいと話される多くの中高年のみなさんと話します。よく脳健康教室で「認知症だけにはなりたくない。」と皆さん話されます アメリカの最新の研究では、認知症の発症には40代頃からの生活習慣が大きく関わることが分かってきました。ようは、脳に悪い暮らしを長く送っている人ほど早く認知障害が始まってしまうと書かれています。
2021年の朝日新聞でも取り上げられた、実際にアメリカでは生活習慣改善と栄養補給を中心としたアルツハイマー病の治療プログラムが開発され、大きな成果をあげています。特に早期の患者であれば、その改善率は9割にも達するというから驚ろきました。 “認知症は予防も改善もできない”という常識が、医学の進歩によって少しずつ変わりつつあります。
このアメリカの認知症についての研究とプログラムは最近になり知る事となりましたが、15年前から認知症の高齢者のケアをする私どもの法人の運営するデイサービス琴平ではすべてではありませんが近い取り組みを行ってきていました。生活習慣を整える工夫、それにより認知症状の改善の事例を数多く経験しました。
実際にデイサービスの取り組みを聞いて相談の件数も研修会講師の依頼も増えています。
MCIと呼ばれる認知症の手前の方や、一人暮らしなどで医療機関にかかっていない、いわゆる”かくれ認知症”の方も含めると、現在ゆうに1000万人を超えると考えられます。
自分が大丈夫でも、家族が発症する可能性もあります。統計的には、自分が60歳になった時、両親のどちらかはすでに認知症です。80歳になったら、自分か伴侶のどちらかは認知症になっている可能性が高いとなります。もしそうでないなら運がいいと言えるくらいなのです。
ただ、認知症に関する研究も進んでいます。たとえば認知機能が低下するスピードは人によってまったく違って、50代で認知症になってしまう方もいれば、100歳を超えてもまったく認知症になる気配がない方もいる。この違いはなぜ生まれるのだろうということで、大規模な調査が世界中で行われています。その結果が最近続々と発表されてきました。それで、認知症について「これは間違いないだろう」と言えることが増えてきました。
アルツハイマー病で亡くなった方の脳を解剖すると、多くの場合、表面にびっしりと灰色のシミが浮いています。このシミの正体がアミロイドβと呼ばれるたんぱく質です。病気の進行とともにシミも増えていくので、アルツハイマー病の発症にも大きく関わっているのではないかとみられています。このアミロイドβは、認知症発症の20年も前から溜まり始めることも分かってきました。(もちろん例外も数多くデーター化されています代表的なものは「ナン・スタディ」。)
仮に70歳で認知症を発症するとすれば、40代半ばからそのタネは育ち始めているということになります。そこで、脳にゴミが溜まってしまう原因については色々と研究されていたのですが、どうやら毎日の生活のあり方、つまり生活習慣が大きく影響しているということがわかってきました。というのも、脳は次のような脅威にさらされた時に、アミロイドβが脳に出ることがわかっています。 ①炎症 ②栄養不足 ③毒素 これらはすべて、私たちが食べるものや触れるもの、運動や睡眠、ストレスといった要素に影響されます。常に体の中で炎症が起きていたり、脳の成長に欠かせない栄養が足りなかったり、日常的に毒となるものを摂取していたりする人は、どんどん脳がアミロイドβを作ってしまって、やがて認知症を発症してしまう可能性が高いということです。
そして身体にはアミロイドβを排除する働きがいくつかあるのですが、「糖」とくっつくとタンパク質であるアミロイドβは排除されにくくなることも分かってきました。
そのほかにもいくつかの生活習慣が要因と分かってきました。たとえばアルコールやタバコです。それから生活習慣病である高血圧や糖尿病も、認知症リスクを2倍に跳ね上げることが分かっています。しかしこれらはご存じの方も多いと思います。もちろん食習慣の影響は計り知れません。添加物、保存料、人工甘味料、農薬、除草剤、トランス脂肪酸などを多く含む加工食品、の影響は特筆されるべきです。デイサービス琴平での食事はこれらの影響を受けていない食材をしようしてきました。生活を作り直す取り組みは、その他にも人との交流、水分補給、運動、睡眠指導などです。完璧を求めるのでなく、個人差があるのが認知症状なので、それぞれのオーダーメイドケアを生活の中に見つけ一歩ずつ歩んで行けるよう取り組んでいます。
その他に意外なものを3つご紹介します。歯の手入れをあまりしない、深夜までテレビを見て夜更かし、浴室や台所がカビだらけです。
認知症を引き寄せる習慣①
歯の手入れをあまりしない
まず、歯と認知症の関わりについては、色々なところで叫ばれ始めています。2019年にはアルツハイマー病患者の脳のシミから、歯周病菌であるジンジバリス菌の痕跡が確認されました。
歯周病患者の歯茎から血流を通じて脳に菌が侵入し、慢性的な炎症を引き起こしていたものと推測されます。ちなみにマウスの実験だと、歯周病菌を感染させたマウスの脳内では、アミロイドβが10倍溜まっているというデータもあります。 歯の本数についても、認知症の方とそうでない方では明確な違いがあります。東北大大学院の研究グループの調査によると、「脳が健康な人」の歯は平均14.9本でしたが、「認知症疑いあり」と診断された人はたったの9.4本でした。また別の調査では、アルツハイマー型認知症の高齢者は、健康な高齢者に比べて、残っている歯の本数が平均して3分の1しかなかった、ということです。
このような研究結果は国外からも続々と報告されていて、もはや歯と認知症の関連は疑いようがありません。認知症を予防するためにも、「できるだけ口の中を清潔に保つ」「自分の歯をできるだけ残す」という意識で日々を過ごすことが大切です。毎回の食事の後に歯磨きをする。糸ようじを使う。虫歯があればすぐに治療し、そうでなくても保険が適用される3ヶ月に1回は歯医者さんにみてもらうことが大切です。埼玉県認知症ケア専門士会では老年歯科医学会の田中敏光先生による「口の中から見た認知症」について講演をしていただきました。
認知症を引き寄せる習慣②
深夜までテレビを見て夜更かし
睡眠と認知症の関係についても色々と分かってきています。たとえば12時を過ぎてもテレビをぼーっと眺めてダラダラ起き続けている人、注意が必要です。睡眠が6時間以下の人は、アルツハイマー病のリスクが30%上がることがわかっています。ちなみに一晩徹夜した後の脳では、通常の睡眠後の脳よりもアミロイドβが蓄積しているという報告もあります。 実は、睡眠は脳がアミロイドβを掃除するために必要な時間です。脳の神経系にはグリア細胞があり、神経細胞の約50倍の数が存在します。このグリア細胞は脳の老廃物を食べてくれるのですが、その中にはアミロイドβも含まれます。
脳が睡眠不足になると、グリア細胞が正常に働かなくなり、脳の老廃物ではなく、なんと健康なシナプスを優先的に食べ始めてしまうという研究報告です。こうなるとグリア細胞までが脳を破壊する側に回るため、ますます認知機能が低下しやすくなってしまいます。
睡眠は1日6時間以上は必要ですが、実は9時間以上でも認知症リスクは上がります。というわけで、適切な睡眠時間は1日7〜8時間ということになります。ただし、睡眠時無呼吸症候群や夜間頻尿がある場合、睡眠の質が低下してしまうため、早めに医療機関を受診されることが大切です。
認知症を引き寄せる習慣③
浴室や台所がカビだらけ
ご自宅のお風呂場やキッチンを思い浮かべてみてください。黒っぽいカビが見当たりませんか?あるいはエアコンや加湿器からカビ臭い匂いがしませんか?こうしたカビが認知症の原因になる可能性も指摘されています。 カビは湿度と栄養があればどこにでも増殖し、空気中から私たちの体に入ってきます。それによって気管支喘息のようなアレルギー症状が出ることがありますが、それよりも厄介なのは、吸い込んだカビが体の中で増殖してしまうことです。肺で増殖するカビはアスベルギルス・クリプトコッカスなどがあり、それぞれ厄介な症状を引き起こします。そして実は、脳でもカビが増えることが分かってきました。
このクリプトコッカスは、エサとして肺よりもむしろ脳を好むと言われています。免疫力が低下している状態だと、吸い込んだカビが脳で増殖してしまうということが起こり得ます。
さらに、カビはマイコトキシンという毒素を出します。先ほどアルツハイマー病の原因のひとつに毒素と書きました。このマイコトキシンは、体内では分解されずに残ります。残ったマイコトキシンは全身を巡って脳にも到達します。このとき脳はアミロイドβを出すことが分かっています。日常的にカビを体内に取り込んでいる可能性がある人は、アミロイドβが作られ続けてしまうので、今すぐ生活環境を見直したほうが良いのです。
家の中にカビを発生させないことが大切です。お風呂、キッチン、トイレ、結露しやすい壁や窓枠、冷蔵庫の中や自動製氷機、押入れの中など。それから今の生活ですと、マスクにも要注意です。マスクは湿度・温度ともにカビが発生しやすい条件が揃っています。一度使ったら必ず捨てるか洗うかして、常に清潔なマスクを使うようにしていくことが大切です。
認知症を引き起こす原因がわかってきたことで、認知症医療に関してもかなりの進展が見られてきました。実際にアメリカで生活習慣改善と栄養補給を中心とした治療プログラムが開発され、大きな成果をあげています。 2021年に発表された臨床試験の結果では、認知機能に問題のある255人の高齢者に1年間治療プログラムを実施したところ、51%の方が改善し、23%の方も認知機能の低下がストップしたことが報告されました。慣れた道でいつも迷子になっていたような高齢者が劇的に回復し、職場復帰までされたケースもあります。
生活習慣全般にアプローチする治療法の登場で、目覚ましい改善を見せる高齢者もいるそうです。
早期の方に限れば、改善率は90%にものぼります。しかもこの方法は生活習慣改善が中心となりますので、副作用がありません。知識さえあれば予防の段階からでも実践できますし、通常の加齢による記憶力低下にも有効です。当初は欧米を中心に広がっていましたが、最近は書籍が翻訳されました。翻訳本のため日本の本と比べると読みにくい点がありますが認知症ケアに大変に参考になります。
「アルツハイマー病真実と終焉」デール・ブレデセン
埼玉県認知症ケア専門士会 会則
第 1 章 総 則
(名 称)
第1条 本会は、「埼玉県認知症ケア専門士会」と称する.
(目 的)
第2条 本会は、認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能、および倫理観を備えた認知症ケア専門技術士を養成するとともに、各地域における認知症ケア携わる方や認知症ケアに関心を持つかたに、知識および技術の向上に向けての情報提供ならび交流の場となり、合わせて保健・福祉に貢献することを目的とする.
(組 織)
第3条 本会は、原則として埼玉県県およびその周辺地域に勤務または在住し、学会および本
会の趣旨に賛同する認知症ケア専門士(以下、専門士)と認知症ケアに携わる人、認知症ケアに関心のある方で組織するものとする.
(事 業)
第4条 本会は、第 2 条に定める目的を達成するために、以下に掲げる条件および事業内
容を遵守し、活動するものとする.
1)結成条件
① 営利を目的とした活動を行わない.
② 本会は、当該地の学会地域部会と連携し、活動するものとする.
2)事業内容
① 認知症ケア専門士の知識および技術の研鑽に関する事業
② 認知症ケアを必要とする地域住民の生活を支援する事業
③ 地域住民の認知症ケアに関する知識および技術の普及・啓発に関する事業
④ その他目的を達成するために必要な事業
第2章 会 員
(入 会)
第5条 本会に入会を希望するものは、所定の手続きを経て本会に申し込み、理事会の承認
を得なければならない.
(会 費)
第6条 会費規則については別途定めるものとする.
(退 会)
第7条 会員が退会を希望するときは、退会届の提出をもって退会することができる.
(除 名)
第8条 以下のいずれかに該当する行為があったときは、理事会に諮り会員を除名することが
できる.
① 本会の名誉を傷つけ、または本会の目的に反する行為のあったとき.
② 会費を2年以上滞納したとき.
第3章 役 員
(種 別)
第9条 本会の役員の構成は以下のとおりとする.
① 会 長 1名
② 副会長 2名
③ 理 事 若干名
④ 監 事 1名
(選 出)
第 10 条 本会の役員の選出は以下のとおりとする.
① 理事および監事は、別に定める規程により、会員のなかから選出される.
② 会長・副会長・監事は理事のなかから互選により選出される.
(任 期)
第 11 条 役員の任期は2年とし、再任を妨げない.
第4章 会 議
(種 別)
第 12 条 本会は以下の会議を開催する.
① 総会
② 理事会
(総会召集)
第 13 条 総会は毎年 1 回会長が招集する.
(理事会召集)
第 14 条 理事会は年2回会長が招集する.ただし、会長が必要と認めた場合には、臨時理事
会を招集することができる.
付 則
(1)会則の変更は総会の決議による.
(2)本則に定めのない事項に関しては、理事会において定める.
(3)事務局はデイサービス琴平に設置する.
本規程は,令和 5年 6月 1日から施行する
会員 | 3,000円/年 |
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